2022-08-16
空き家を相続したものの「活用が難しい…」といった場合に、売却を検討されるケースは珍しくありません。
とはいえ、空き家に家財道具が多くあると、売却の前に処分する方法が悩みの種になり得ます。
そこで今回は、家財道具を処分する方法と費用を解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市、兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市で不動産相続をされる方は、参考にチェックしてみてください。
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空き家を売却しようと考えても、家財道具が多く残っていると、処分方法に迷ってしまうケースがあります。
とくに相続で得た空き家の場合には、遺品が残っていることもあるでしょう。
空き家の家財道具の処分方法は、「自分でおこなう方法」と「業者に依頼する方法」に大別できます。
まずは自分でおこなう方法について、解説します。
空き家の家財道具を自分で処分する場合、最初のアクションとして必要になるのが、仕訳です。
家財道具をひとつずつ確認して、手続きに必要になる書類など保管しておくべきものと、処分をして問題ないものを分けていきましょう。
さらに、処分するものについては、使用が可能であればリサイクルできる可能性もあります。
空き家に残る家財道具を自分で処分するときには、準備段階で、このような手間も大切になってきます。
あきらかに処分して問題ないと思われるものについては、家庭ゴミとして出すことが可能です。
家財道具であっても、遺品であっても、通常は家庭ゴミとして考えられます。
そのため、自治体の回収サービスを利用することができるでしょう。
粗大ゴミとなる場合には、手数料のシールをコンビニエンスストアなどで事前に購入しておきます。
自治体から指定された日時と場所を確認して、自分で処分したい粗大ゴミに購入したシールを貼って出します。
家電のなかには、リサイクル法の定めに従って処分することが必要になるものもあります。
たとえば、炊飯器やパソコンといった小型の家電製品も、リサイクル法の指定品目です。
これらは、街で見かける回収ボックスに出して処分することもできます。
ただし、回収できる品については、自治体や展開されているサービスによって違いがあるため確認しましょう。
また、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビについては、費用はかかりますが家電量販店に回収してもらうという方法もあります。
リサイクルの費用は、メーカーが定めた金額と運送にかかる費用が必要です。
また、リサイクルセンターの指定の引き取り場所に、自分で持参して処分することもできます。
空き家の家財道具を自分で処分する場合、フリーマーケットやフリマアプリによる方法も有用です。
状態の良いものであれば、リサイクルショップに持ち込むよりも、フリマアプリに出品したほうが高値がつく可能性もあります。
ただし、自分で出品や発送をおこなう必要があります。
このように、空き家の家財道具を自分で処分する場合には、時間や手間がかかりがちです。
空き家が相続財産である場合などは、相続人で協力しあって作業をおこなうのも良いでしょう。
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空き家に残る家財道具の処分には、「業者に依頼する方法」も有効です。
空き家の広さや家財道具が残っている規模によっても、自分で処分するより、業者に依頼するほうが効率的なケースも珍しくありません。
処分を依頼する先は、不用品回収業者をはじめ、リサイクル業者や遺品整理業者があります。
それぞれの特徴を押さえて、適切な依頼をするようにしましょう。
不用品回収業者は、不要品の回収だけでなく、整理や処分も依頼することが可能です。
また、不用品回収業者の場合には、一般廃棄物収集運搬業や産業廃棄物収集運搬業の許可を得ていることも、特徴となります。
空き家の家財道具について依頼をした場合には、まず不用品を整理して、ゴミについては運搬し、処分までの一連の作業をおこなってもらえます。
ケースによっては、買取を実施している場合もあります。
長期間にわたって放置していた空き家で、残したい品がない場合にも適した依頼先です。
リサイクル業者は古物商営業許可を得ており、空き家に残る家財道具について買取依頼ができる業者です。
小物やそのほかの品についても買取をしてもらえる場合があります。
さらに、料金はかかるものの、買取のほかにも家財道具の整理や処分を相談できるケースもあります。
不用品回収業者とは、メインとなる業務が異なると理解しておくと良いでしょう。
空き家の家財道具の処分を相談できる業者のサービスには、会社によって仕分けから、回収、搬出や清掃などにも対応してもらえる場合があります。
遺品整理業者は遺品の整理や仕分けがメインですが、
処分や整理といった複数の内容を依頼したいケースでも、遺品整理業者が柔軟に対応してくれる場合があります。
とくに、相続の品など処分せずに残し地ものが多いときにも、遺品整理業者への依頼が向いています。
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空き家の家財道具を処分する際は費用がかかってきます。
ここでは不要な家財道具を処分するときの費用の目安について解説します。
空き家にある家財道具を自分で仕分けして、捨てても問題ないものが判断できたら、処分も自分でおこないます。
不用品の処分には、自分でおこなった場合でも、業者に依頼した場合でも費用はかかりますが、よりリーズナブルに実施するならは自分でおこなうことがおすすめです。
たとえば、身近な家電量販店でリサイクルを利用した場合は、目安として家電1つにつき1,500円から4,000円ほどの費用がかかります。
加えて、運ぶための費用も2,500円から3,000円ほどかかることもあります。
また、空き家の片付けを自分でおこなうときには、ゴミの処分費用も予定しておく必要があります。
ゴミの処分費用は自治体によって異なるので、事前に確認しましょう。
目安として、自治体の処理場に不要になった品を持参した場合には、10㎏あたり200円からです。
もし、粗大ゴミとして出すなら1点ごとに200円から1,800円ほどかかる都市もあります。
空き家の家財道具の処分は、プロである業者に依頼することで、効率がアップするでしょう。
依頼費用の内訳としては、作業費、運搬費、処分費に加えて、人件費などが含まれるのが一般的です。
費用の相場は、間取りと処分する量によって異なってきます。
たとえば、空き家が2LDKの場合、目安として9万円から25万円ほどの費用がかかることが一般的です。
3DKなら15万円から40万円ほど、3LDKなら17万円から50万円ほど、4LDK以上になると安い場合でも22万円ほどの費用が必要となる場合もあるでしょう。
仮に、3DKの空き家の片付けを業者に依頼したとします。
すると必要になる作業員は5人、日数も2日間ほど必要です。
このような場合であれば、25万円から35万円ほどが目安になるでしょう。
依頼する場合には、金額にどのような項目が含まれるのか、確認しておくことが大切です。
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空き家の家財道具の処分について解説しました。
家財道具の処分は自分で処分する方法と業者に依頼する方法があるため、費用などをふまえて検討することがおすすめです。
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