不動産一括査定とは？利用するメリット・デメリットについて解説！

不動産査定について調べていると、「不動産一括査定」という言葉をよく目にしますが、具体的な内容をご存じの方は少ないのではないでしょうか。
不動産一括査定は一度に複数の不動産会社へ査定を依頼できるというメリットがありますが、デメリットも多いため利用する際には注意が必要です。
今回は、不動産一括査定の仕組みや利用するメリット・デメリットについて解説します。
大阪府池田市などの「北摂地区」や、兵庫県川西市などの「阪神地区」で、不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

不動産一括査定の仕組みや利用方法とは？

そもそも、不動産一括査定とはどのようなものなのでしょうか。
まずはその概要や仕組み、利用方法についてご説明します。

不動産一括査定の仕組み

不動産一括査定とは、インターネットを利用して提携している不動産会社に一括で査定依頼をおこなえるサービスのことです。
複数の不動産会社の査定価格を知ることができるうえに、無料で利用できるため、「とりあえずおおまかな売却価格を把握したい」といった場合に利用される方が多いです。
まず査定を依頼したい売主が不動産一括査定サイトにアクセスし、物件情報や必要事項を入力しますが、サイトの運営会社が査定をおこなうわけではありません。
査定依頼があると、サイトの運営会社は物件情報を不動産会社に提供し、その情報をもとに不動産会社が査定をおこない、直接売主に結果を連絡する仕組みになっています。
つまり不動産一括査定とは、売主と不動産会社の橋渡しをおこなうサービスなのです。
無料で利用できる理由
複数の不動産会社に査定を依頼できるのに、なぜ無料で利用できるのか不思議ですよね。
査定依頼を受けた不動産会社は、一括査定サイトの運営会社に紹介料を支払うのが一般的です。
つまり、不動産一括査定サイトの多くは、不動産会社から得る紹介料や広告費などをもとに運営しているため、査定を依頼する側は無料で利用できるのです。

不動産一括査定を利用する方法

一括査定を依頼する場合は、まず以下のような物件情報を入力します。

• 住所
• 物件の種類（マンションや一戸建て、土地など）
• 間取り
• 面積
• 築年数

次に、不動産会社からの連絡を受けたい電話番号や、メールアドレスといった連絡先を入力します。
さらに、売却実績や評判などを参考に査定を依頼したい不動産会社を選び、あとは不動産会社からの連絡を待つだけというシンプルな方法です。

不動産の査定方法には2種類ある！

不動産査定には、「簡易査定」と「訪問査定」の2種類があります。
簡易査定とは、住所や物件の広さ、築年数などのデータをもとに価格を算出する方法です。
訪問査定では、不動産会社の担当者が実際に現地に訪れ、周辺環境などの調査をおこなったうえで価格を査定します。
不動産一括査定でおこなわれるのは「簡易査定」であるため、提示された査定価格はあくまで目安として考えるようにしましょう。
不動産の売却が決まっていて、現実的な売却価格が知りたい場合は、「訪問査定」が必要になります。
したがって、不動産一括査定で提示された金額だけで不動産会社を選ぶことは避けましょう。

不動産一括査定を利用するメリットとは？

では、実際に不動産一括査定を利用するメリットとは何なのでしょうか。
具体的なメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

メリット①簡単に査定を依頼できる

不動産の売却を検討する際、どの不動産会社に相談したら良いのかわからないという方も多いでしょう。
不動産一括査定とは、複数の不動産会社に一括で査定を依頼できるサービスであるため、1社ずつコンタクトを取って依頼する必要がありません。
物件情報などを何度も入力する手間を省くことができ、簡単に査定を依頼できます。

メリット②相場を把握できる

不動産一括査定では、複数の不動産会社による査定結果を知ることができます。
その結果を見て、おおよその相場を把握することが可能です。
しかし、各社が提示する査定額の幅が広いと、どの査定額が適切なのかを把握することが難しくなります。
したがって、査定を依頼する際には、ご自身でも相場を調べておくと良いですよ。

メリット③不動産会社の比較ができる

査定結果はもちろん、各社の担当者の対応を比較することもできます。
「信頼できそう」「自分に合っている」など、不動産会社との相性も見えてくるでしょう。
このように、不動産一括査定の大きなメリットとは、簡単に相場や不動産会社の雰囲気などを知ることができる点なのです。

不動産一括査定を利用するデメリットとは？

不動産一括査定は、前章でお伝えしたメリットばかりではなく、注意すべきデメリットもあります。
不動産一括査定を利用するデメリットとは何か、具体的にご説明していきましょう。

デメリット①匿名では利用できないことが多い

不動産一括査定は、物件の住所はもちろん、氏名や住所なども入力する必要があります。
匿名での利用はできないサイトが多いということを頭に入れておきましょう。
匿名で利用できるサイトもありますが、査定の精度は低くなります。

デメリット②営業電話などが増える場合がある

不動産一括査定を利用するということは、複数の不動産会社に物件情報や個人情報を提供するということです。
査定を依頼された不動産会社は、査定結果を連絡したあとも営業をおこないます。
複数の不動産会社が営業をおこなうため、営業電話やメールなどの連絡が増える場合があります。

デメリット③個人情報が流出する恐れがある

不動産一括査定サイトのなかに、悪質な業者と提携しているサイトが存在している可能性も否めません。
「査定を依頼していない不動産会社からも営業電話がかかってきた」というケースが実際にあります。
したがって、不動産一括査定サイトを利用する際は、運営元や不動産会社の情報などを確認することが大切です。

デメリット④査定価格と売却価格の差が大きい場合がある

不動産一括査定で依頼した場合、実際の査定価格よりも高めに報告する不動産会社もあります。
そうなると、実際の売却価格との差が大きくなり、「こんなはずじゃなかった」ということになりかねません。

デメリット⑤地域密着型の不動産会社が見つからない場合がある

不動産会社には、得意としている物件やエリアがあります。
不動産一括査定には、全国の不動産会社が提携しているわけではないため、地方の物件は対象外となっていることがあります。
不動産会社を選ぶ際には、売却したい不動産があるエリアを得意としているかどうかも大切なポイントです。
不動産一括査定では、地域に密着した不動産会社が見つからない場合があります。
このように、不動産一括査定のデメリットとは、個人情報の取り扱いに不安があることや、適切な査定価格なのか判断しにくい点です。
地域のことに詳しい不動産会社は、より効果的な販売戦略を練ることができます。
まずは不動産があるエリアを得意とする不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。

まとめ

不動産一括査定とは、インターネットを利用して複数の不動産会社へ査定を一括で依頼できるサービスです。
無料で簡単に利用できることは大きなメリットですが、営業電話が増えたり地方の物件は対象外であったりと、デメリットも多く存在するため注意が必要です。
地域に合った販売戦略を立てるためにも、地域密着型の不動産会社に査定を依頼しましょう。
北摂不動産.comでは大阪府池田市、兵庫県川西市、大阪府豊中市、兵庫県宝塚市、大阪府箕面市、兵庫県西宮市、兵庫県伊丹市で不動産売却をサポートしております。
不動産査定や売却のご相談を無料にて承っておりますので、不動産売却をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。