不動産売却に役立つインスペクションを解説!気になる費用相場もご紹介

2022-11-08

不動産売却に役立つインスペクションを解説!気になる費用相場もご紹介

専門家による住宅診断のインスペクションは、建物の状態が分かり、不動産売却のトラブルを回避することにも役立ちます。
今回は、不動産売却にあたって知っておきたいインスペクションの基礎知識やメリット、調査時の費用について解説します。
大阪府池田市などの「北摂地区」や、兵庫県川西市などの「阪神地区」で、不動産売却をお考えの方のお役に立てば幸いです。

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不動産売却前のインスペクションとはどんな調査?

不動産売却前のインスペクションとはどんな調査?

インスペクションとは、不動産売却の前におこなうことで、売主の方の安心にもつながる住宅診断です。
とはいえ、インスペクションという言葉にあまり耳馴染みがないという方もいらっしゃるでしょう。
まずは、インスペクションの概要や、どのタイミングで実施するのかについて解説します。

買主への説明が義務化されたインスペクションとは

インスペクションとは、簡単にいうと、専門家がおこなう中古住宅の調査のことで、住まいの健康診断とイメージすると分かりやすいかもしれません。
調査を実施することで、建物の劣化を把握し、修繕についてのアドバイスも得ることができます。
2018年の宅地建物取引業法の改正では、不動産購入する買主に対して、インスペクションの実施状況に関する説明が義務化されました。
買主に説明される内容とは、調査を実施しているか、実施している場合にはその結果の概要、くわえて設計図書等の保存状況についてです。
これらは重要事項説明において、不動産会社が買主の方にお伝えします。
しかし、義務化されたのは、あくまでも「説明」についてのみです。
インスペクションを実施するかどうかは、売主や買主の任意であり、義務化はされていません。
また、宅地建物取引業法では、調査についても規定しています。
国が定めたインスペクションとは、既存住宅状況調査技術者講習を受けた建築士が、一定の基準に沿っておこなう調査です。
具体的な調査方法としては、目視がメインになります。
住宅の知識と調査のノウハウを備えた専門家が、直接物件を見て、劣化部分の有無などを確認していきます。
さらに、ケースによっては打診や触診、計測機器を用いた調査などおこなう場合もあります。
国は、中古住宅の活発な流通を促す対策のひとつとして、インスペクションを推進しています。
説明の義務化も、質の高い中古住宅の流通が目的です。
インスペクションの実施は任意ですが、実施することで売主の方は建物の状況を把握でき、必要に応じて修繕をして売り出すことができます。
第三者による客観的な調査結果があると、買主も購入を検討しやすくなります。
つまり、調査を実施することは、安心できる不動産売却につながるでしょう。

売主が調査するタイミング

インスペクションの実施を検討するとき、どのタイミングでおこなうべきかも気になるポイントです。
不動産売却をする売主が実施する場合は、媒介契約を結んだ後に実施します。
媒介契約とは、弊社のような不動産会社へ仲介をご依頼いただき、売却活動を進めるために結ぶものです。
契約を結ぶと、インスペクションについての説明をさせていただきます。
このタイミングで、実施のご要望があれば、不動産会社から適切な調査技術者をあっせんすることが可能です。
その後、調査を実施します。
調査対象は、基本的に築2年以上になる中古住宅です。
基礎や壁といった構造耐力上主要な部分と、屋根や外壁といった雨水の浸入を防ぐ部分が調査箇所になります。
調査結果は、不具合の有無によって、合格か不合格かで表されます。
不合格の場合も不動産売却ができないということではなく、修繕することで問題なく売り出せます。
また、修繕をしない場合でも、買主が承諾すれば売却は可能です。

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不動産売却する方が知っておきたいインスペクションのメリット

不動産売却する方が知っておきたいインスペクションのメリット

不動産売却の前にインスペクションをおこなうことで、売主の方は複数のメリットを得ることが可能です。
ここでは、インスペクションによる3つのメリットを解説します。

メリット1:買主が安心して購入できる

調査を実施することにより、買主が安心して購入しやすくなることは、インスペクションを実施するメリットとなります。
たとえば、売り出し時に「インスペクション実施済み」とアピールすれば、安心できる物件として購入検討層に興味を持ってもらいやすいでしょう。
また、専門家による調査結果があることで、その住宅に住み続けられる期間の参考にもなります。
修繕が必要な場合でも、購入後にどれくらいの費用を準備すべきかの見通しがつけば、買主も計画が立てやすいでしょう。
インスペクションによって建物の状況が明確になることで、買主の不安要素が減り、安心して購入の判断をしてもらえます。
このことは、売主にとっても不動産売却につながる大きなメリットです。

メリット2:売り出し前に瑕疵を把握できる

インスペクションを実施すると、専門家の診断により、建物の瑕疵を把握することが可能です。
不動産売却の前に瑕疵が把握できることで、売主の方は補修して売り出すか、補修せずにその分の費用を引いて売り出すかなど判断することができます。
ケースにあわせて戦略的に判断したり、状態を知って安心して売り出せたりすることはメリットといえます。
また、不動産売却後に瑕疵が見つかった場合に備えて、買主に補償を受けられるよう既存住宅売買瑕疵保険に加入を検討するのも良いでしょう。

メリット3:トラブルの防止にも有効

不動産売却しやすくなる以外に、トラブルの防止にも役立つことは、売主の方がインスペクションをおこなうメリットです。
不動産売却時には、調査結果をふまえて、建物の現況についてしっかりと説明することができます。
そのため、引き渡し後のクレームや、修理費を求められるといった事態を防ぐことに有用です。
また、専門家による診断済みということで、トラブルが生じにくい物件として、調査を実施していないほかの物件との差別化にもなるでしょう。

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不動産売却前にチェック!インスペクションの費用目安とは?

不動産売却前にチェック!インスペクションの費用目安とは?

不動産売却をする方にとってメリットの多いインスペクションですが、実施には費用が必要です。
ここでは、不動産売却前にインスペクションをおこなう場合にかかる費用の目安について解説します。

マンションの場合

インスペクションの調査範囲は、建物全体におよびます。
マンションの場合は基礎や外壁をはじめ、屋根や床材、排水管なども確認します。
一般的な調査を実施する場合には、5万円が費用の目安といえるでしょう。
ケースによっては、調査の機材を多く用います。
その場合には、費用も7万円や10万円を超えるような場合もあります。
また、標準的なインスペクションの費用には、次のような項目が含まれています。

  • 調査にあたる人件費
  • 物件までの交通費や駐車場代
  • 報告書の作成費用(郵送代や人件費など)
  • 調査機器を使ったときの損料
  • 宣伝費用

一戸建て住宅の場合

一戸建て住宅の場合は、基礎や柱、壁、小屋組をはじめ、外壁、開口部、屋根などが調査範囲です。
費用については、広さによって次のように目安が代わってきます。

  • 165㎡未満なら4万5,000円
  • 165㎡から250㎡未満なら5万円
  • 250㎡から500㎡未満なら6万5,000円

これらは、あくまでも目安で、ケースごとに異なってきます。
一戸建て住宅の場合には、床下に入って調査してもらうケースもありますが、その際は1万5,000円から3万5,000円ほど費用がプラスされると見ておくとよいでしょう。

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まとめ

インスペクションはトラブルを防ぎ、安心できる売却に役立ちます。
北摂不動産.comでは調査の依頼先から、調査後の売り出し方まで総合的にサポートいたします。
大阪府池田市、兵庫県川西市、大阪府豊中市、兵庫県宝塚市、大阪府箕面市、兵庫県西宮市、兵庫県伊丹市で不動産売却される方は、ぜひ弊社にお任せください。

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