3階建ての家は売却しにくい?その理由と売却時のポイントについて解説

2023-07-04

3階建ての家は売却しにくい?その理由と売却時のポイントについて解説

一戸建ての売買において、3階建ての家は売却しにくいといわれています。
3階建ての家をスムーズに売却するためには、ポイントを押さえて販売活動をおこなうことが大切です。
そこで今回は、3階建ての家の主な特徴や売却しにくいといわれる理由、売却するときのポイントについて解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで一戸建ての売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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売却時に売主が把握しておくべき3階建ての家の主な特徴

売却時に売主が把握しておくべき3階建ての家の主な特徴

3階建ての家を売却する際、なぜ売れにくいといわれるのかを知るために、まずは3階建ての家にはどのような特徴があるのかについて、売主が把握しておくことが大切です。
3階建ての家の主な特徴として、以下の2つが挙げられます。

  • 駅周辺に建てられることが多い
  • 狭い土地でも延床面積が広い

それぞれの内容について具体的に解説します。

駅の周辺に建てられることが多い

3階建ての家は、郊外の住宅地より駅周辺に建てられることが多いといえます。
その理由は、都市計画法で「用途地域」と「斜線制限」を定めていることから、駅の周辺は高さのある建物を建てやすいためです。
用途地域とは、用途の異なる建物が混在するのを防ぐことを目的に、建築できる建物の種類と用途に制限を設けている地域のことです。
大きく分けて「住居系」「商業系」「工業系」の3種類の地域に分けられており、駅の周辺は多くの場合「商業系」の地域に定められています。
また斜線制限とは、道路や隣地の採光・通風などを確保し、良好な環境を保つことを目的に、建物の高さを制限するルールのことです。
用途地域のうち、商業系の地域は建物の高さなどの制限が緩やかであるのに対し、住居系の地域では厳しく制限されています。
したがって、高さがある3階建ての家は、制限が緩やかな駅の周辺に建てられることが多いのです。

狭い土地でも延床面積が広い

延床面積とは、すべての階の床面積を合計した面積のことです。
駅周辺は土地の坪単価が高いため、狭い土地でも3階建てにすることで延床面積を広くし、十分な居住スペースを確保している点も特徴の1つといえます。

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3階建ての家が売却しにくいといわれる理由

3階建ての家が売却しにくいといわれる理由

先述のとおり、3階建ての特徴として、駅周辺に多いことや、狭い土地でも延床面積が広いことが挙げられます。
これらはメリットともいえるため、「なぜ売れにくいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
3階建ての家が売れにくい理由として、以下のようなことが考えられます。

  • 上下階の移動が多い
  • 工事費用が高額になりやすい
  • ターゲットが限定される
  • 耐震性に不安を感じる方が多い

それぞれの内容について具体的に解説します。

上下階の移動が多い

3階建ての家は、各階の面積はそれほど広くなく、通常の2階建てより多くフロアを作って居住スペースを確保しています。
部屋から部屋への移動に階段を使うため、上下階の移動が多くなるのが特徴です。
家のなかを移動するために階段を使う回数が増えることは、小さいお子さんがいるファミリーや高齢者の方にとって負担が大きいといえます。
つまり、上下階の移動が多い3階建ては「生活しにくいかもしれない」と敬遠される場合があるのです。

工事費用が高額になりやすい

建物は定期的にメンテナンスをおこなう必要があります。
たとえば外壁の修繕をおこなう場合には足場を組みますが、3階建ての家は2階建てに比べて高い位置まで足場を組む必要があります。
そのうえ3階建ての家は、建物が密集している商業系の地域に建てられていることが多いため、工事しにくいケースも珍しくありません。
このような場合、工事費用が割高になるのが一般的です。
定期的なメンテナンスや、購入後にリフォームすることを想定して物件を選ぶ方はたくさんいらっしゃいます。
工事をおこなう際の費用が高くなることは、買主にとって大きなデメリットです。
したがって、将来必要になるメンテナンスやリフォームにかかる費用が高額になりやすいことは、3階建ての家が売却しにくい理由の1つであるといえます。

ターゲットが限定される

そもそも、3階建ての家をあえて探しているという方はあまりいません。
3階建ての家を購入する場合、「もともと2階建てを探していたけれど立地条件や価格など希望条件に合う物件が3階建てしかなかった」というケースが考えられます。
そのなかでも購入につながるのは、階段の上り下りが多いことに対してあまり苦にならないという方に限られてしまいます。
つまり3階建ての家は、ターゲットが限定されるため、売却しにくいといえるのです。

耐震性に不安を感じる方が多い

物件を選ぶ際には、耐震性も重要視されます。
3階建ての家は高さがあるため、「地震が起こると揺れやすく倒壊のリスクが高いのではないか」と思う方も少なくありません。
つまり耐震性に不安を感じて敬遠される可能性もあるのです。

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3階建ての家を売却するときのポイント

3階建ての家を売却するときのポイント

3階建ての家が売却しにくいといわれるのは、上下階の移動が多くなることやターゲットが限られてしまうといったデメリットがあるためです。
しかし、そのデメリットをふまえたうえで対策することで、売却に繋がる可能性が高まります。
そこで最後に、3階建ての家を売却するときに押さえておきたいポイントについて解説します。

ポイント①エレベーターの設置を検討する

先述したように、3階建ての家が売却しにくい理由として、上下階の移動について懸念されることが挙げられます。
このデメリットを解消するために、エレベーターの設置を検討すると良いかもしれません。
エレベーターの設置が可能であれば、高齢者の方にも売却しやすくなります。

ポイント②耐震診断をおこなう

耐震性を十分確保したうえで建てられたとしても、3階建ての家は高さがあることから、地震の際に平屋や2階建てより揺れを感じやすいかもしれません。
耐震性についての不安を解消するためには、耐震診断をおこなうことが大切なポイントです。
その結果を証明する「耐震診断結果報告書」は買主の安心材料になるため、建築士や土地家屋調査士に耐震診断を依頼し、早めに報告書を取得することをおすすめします。

ポイント③事業用として売り出すことも検討する

3階建ての家は駅の周辺に建てられているケースが多いため、その場合は事業用としての需要も望めます。
たとえば店舗や民泊施設として売り出すことで、ターゲットが増えます。
ただし、駐車場を利用するために敷地の広さを購入条件にしている事業者も多いので、土地が狭く駐車場を確保できない場合は、近隣で月極駐車場を探すなどの工夫が必要です。

ポイント④魅力を伝える

駅周辺にある3階建ての家は、通勤・通学に便利なことや、買い物ができる施設が近くにあることなど、生活の利便性が高い点が大きな魅力です。
また平屋や2階建ての家より高さがあるため、眺望が良いこともアピールポイントになります。
3階建ての家に住む売主だからこそ実感できる魅力を伝えることも、早期売却に繋がる大切なポイントです。

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まとめ

3階建ての家は、上下階の移動を懸念する方や、耐震性に不安を感じる方が多いことから、売却しにくい可能性があります。
早期売却を目指すためには、エレベーターの設置や耐震診断の実施などを検討し、さらに3階建ての家ならではの魅力をアピールすることが大切です。
「北摂不動産.com」は、大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産売却をサポートしております。
効果的な販売方法をご提案しますので、一戸建ての売却をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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