人が住んでいない家が傷みやすいわけとは?劣化を防ぐ方法も解説!

2024-08-13

人が住んでいない家が傷みやすいわけとは?劣化を防ぐ方法も解説!

実家の相続などで、不動産を相続したものは良いものの、誰も住む予定がなく空き家になっているケースも少なくないでしょう。
また、「誰も住んでいない家は傷みが酷くなる」という話を耳にしたことがある方も多いかと思います。
しかし、なぜ人が住んでいない家は劣化が早く進んでしまうのでしょうか?
この記事では、人が住んでいない家が傷みやすいわけ、劣化を防ぐ方法にくわえて、誰も住んでいない家を放置することのリスクと売却がおすすめな理由を解説していきます。

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人が住んでいない家が傷みやすいわけ

人が住んでいない家が傷みやすいわけ

冒頭でもご紹介したように、人が住んでいない空き家は、建物の劣化が早まります。
これは、湿気やカビの発生、害虫や害獣の侵入、庭の草木が伸びる、そして掃除や修繕が行き届かないことが主な原因です。
この章では、これらの具体的な理由についてみていきましょう。

湿気がこもりカビが発生しやすい

空き家は人が住んでいないため、換気が不十分になりがちです。
その結果、湿気が建物内部にこもりやすくなります。
湿気はカビの発生を促進し、木材や壁紙の劣化を早めるのです。
また、カビが大量発生すると、空気中にカビの胞子が浮遊するため、これを吸い込むことで健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
とくに、妊娠中の方やご高齢の方、気管支等に基礎疾患がある方は、十分に注意が必要です。

害虫や害獣が発生しやすい

空き家は人の出入りが少ないため、害虫や害獣にとって住みやすい環境が整いやすいです。
たとえば、ネズミやゴキブリなどの害虫は、食べ物が少ない環境下でも生息することができます。
さらに、こうした害虫や害獣は建物自体を損傷させるケースも少なくありません。
具体的に、ネズミは伸び続ける歯を研ぐために、何でもかじる習性があります。
家に発生したネズミが、柱や梁などをかじることで家の劣化が早まるだけでなく、配線コードをかじって家事を引き起こす可能性もあるのです。

庭の草木が伸びる

人が住んでいない家は、庭の草木が伸び放題になり、これも家の劣化を早める原因の一つです。
なぜなら、伸びきった庭の草木は、その葉っぱや枯れ木が家の雨どいを詰まらせ、排水を妨げてしまうからです。
雨どいは、雨天時に屋根で受け止めた雨水を、筒を通して排水することで、家の劣化を防止する役割を担っています。
そのため、草木が雨どいの入り口をふさいでしまうと、排水が適切におこなわれず、家を傷めてしまうことになるのです。
具体的には、排水不全が続くと、劣化した外壁がひび割れ・雨漏りを引き起こしてしまうため、建物の主要部分が腐敗してしまい、倒壊に繋がります。

掃除や修繕が行き届きにくい

空き家は人が住んでいないため、日常的な掃除や修繕が行き届きにくくなります。
その結果、建物の劣化や不具合が進行しやすくなります。
また、不具合に気づくのが遅れることで、知らないうちに大規模な修繕が必要になっていることも考えられるでしょう。
たとえば、雨漏りなどは住んでいればすぐに気づきますが、放置してしまうと一気に建物が劣化してしまいます。

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住んでいない家の劣化を防ぐ方法

住んでいない家の劣化を防ぐ方法

空き家を所有している方にとって、家の劣化を防ぐことは重要な課題です。
この章では、空き家の劣化を防ぐための具体的な方法について解説していきます。

通水

空き家の劣化を防ぐためには、定期的に通水をおこなうことが重要です。
通水とは、家の中の水道を定期的に流すことを指します。
これにより、水道管の中に溜まった水が新しい水と入れ替わり、腐食や悪臭の発生を防ぐことができるのです。
さらに、定期的に通水することにより、排水トラップに溜まった水の蒸発を防ぐことが可能です。
排水トラップとは、シンク下の水道管がS字型などに曲がっているもののことですが、ここに溜まる水をキープすることで、悪臭や害虫が上ってくることを予防できるでしょう。
そのため、月に一度は通水をおこない、家全体の水道をしっかりと流すことを心掛けましょう。

換気

空き家の劣化を防ぐためには、適切な換気が欠かせません。
定期的な換気をおこなうことで、湿気やカビの発生を抑えることができます。
とくに、梅雨の時期や湿度の高い季節には、湿気がこもりやすくなります。
そのため、少なくとも月に一度は全ての窓を開け、家全体を換気することが重要です。
所有している空き家に24時間管理システムが導入されているのであれば、常に作動させておくことで換気が可能でしょう。
24時間作動システムは、空気の入れ替えを吸気口から24時間おこなうことができるシステムです。
建築基準法改正があった2003年7月以降の住宅には備わっているため、確認してみると良いでしょう。
また、換気扇や除湿機を活用することで、より効果的に湿気を取り除くことができるでしょう。

家の管理を委託

空き家の管理を自分でおこなうことが難しい場合は、専門の業者に管理を委託することを検討しましょう。
たとえば、所有している空き家が遠方にある場合や、仕事が多忙でなかなか時間が取れない場合は、自分で空き家を管理することが困難でしょう。
管理業者は、定期的な点検や掃除、修繕をおこない、家の劣化を防ぐための適切な対策を講じます。
また、害虫や害獣の駆除、庭の手入れなどもおこなってくれるため、総合的な管理が可能です。
管理を委託することで、自分の手間を省きながらも、空き家の状態を良好に保つことができるでしょう。
さらに、家の劣化だけでなく、ご近所からのクレームも予防することができます。
ただし、管理会社に委託する場合は、月1回の管理で5,000円~1万円が費用相場となっています。
年間で計算すれば6万円~12万円ほどコストがかかってしまうため、そこも含めてじっくり検討しなければなりません。

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誰も住んでいない家を放置することのリスクと売却がおすすめな理由

誰も住んでいない家を放置することのリスクと売却がおすすめな理由

空き家を放置することには多くのリスクが伴います。
ここでは、空き家を所有するリスクと、売却することのメリットについて解説していきます。

建物が傷む以外のリスク

先述したように、誰も住んでいない家は傷みが酷くなりやすいですが、空き家を放置するとさまざまなリスクが発生します。
まず、固定資産税が増加する可能性があります。
特定空家に指定されると居住用の特例が適用されなくなるため、税金の負担が最大6倍まで増加する可能性があるのです。
また、放火されるリスクも高まります。
人の出入りが少ない空き家は、犯罪者にとって格好の標的となることが多く、実際に放火されている事例も少なくありません。
さらに、不法侵入やゴミの不法投棄などの問題も発生しやすくなります。

放置することで家の価値が下がる

空き家を放置すると、さまざまなリスクが発生するだけでなく、時間と共にその価値が下がってしまいます。
建物が劣化し、修繕が必要になるため、売却時の価格が低くなることが多いです。
また、近隣環境に悪影響を及ぼすことで、地域全体の地価が下がる可能性もあります。
空き家の外観が荒れ果てると、周囲の景観を損ね、他の住宅の価値にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
そのため、今後利用する予定がない空き家であれば、できるだけ早い段階で売却することをおすすめします。

売却することのメリット

空き家を売却することには、多くのメリットがあります。
まず、固定資産税の負担から解放されます。
また、売却によって得た資金を他の用途に活用することができるでしょう。
たとえば、新しい住居の購入やリフォーム、投資などに資金を回すことが可能です。
家族の思い出が詰まった実家の売却はなかなか簡単なことではありませんが、リスクを考えると早めに売却することを推奨します。

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まとめ

人が住んでいない家は傷みやすいとされていますが、これは湿気やカビ、害虫、庭の草木の影響が原因です。
家の劣化を防ぐ方法として、定期的な通水や換気、専門業者への管理委託が有効です。
また、人が住んでいない空き家は、固定資産税の増加や放火のリスクも発生するため、できるだけ早い段階で売却することをおすすめします。
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