リースバックで必要な登記は?所有権移転のタイミングも解説

2025-12-23

リースバックで必要な登記は?所有権移転のタイミングも解説

ご自宅を売却後も住み続けられるリースバックは、有効な資産活用法の1つです。
その手続きを進めるうえでとくに重要となるのが、「登記はどうなるのか」「所有権はいつ移るのか」といった点です。
本記事では、リースバックにおける所有権移転登記の流れや、売却時・買戻し時のタイミング、さらには税金面や資金繰りに関するメリットまでを解説いたします。
ご自身の不動産を有効活用したい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

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リースバックの登記手続きの必要事項

リースバックの登記手続きの必要事項

リースバックの検討を考え始めたら、登記手続きの全体像からおさえましょう。
まずは、所有権移転登記と抵当権抹消登記を中心に、手続きの概要について解説していきます。

所有権移転の流れ

リースバックは、ご自宅を売却した後も住み続けられる便利な仕組みですが、法律上は通常の不動産売買と同じ手続きが必要です。
そのため、現在の所有者である売主からリースバック事業者である買主へ、不動産の所有権を移すための「所有権移転登記」が欠かせません。
所有権移転登記の流れは、売主様と買主の間で売買契約を結び、決済日を定めるところから始まります。
決済日当日は、売主と買主、司法書士が金融機関に集まるのが一般的です。
買主から売主へ売買代金が支払われ、その入金が確認できた瞬間に、法的な所有権は買主へと移転します。
登記完了までは通常1週間~2週間ほどを要しますが、決済日に申請が受理されれば、権利変動の事実関係は保全されます。

移転登記の必要書類と実務のポイント

所有権移転登記は専門的な知識が求められるため、一般的には司法書士へ依頼して進めます。
売主側で準備すべき主な書類は、「登記識別情報(権利証)」「印鑑証明書(発行後3か月以内)」「実印」「本人確認書類」です。
また、登記簿上の住所と現住所が異なる場合は、つながりを示す住民票なども必要となります。
司法書士は、売買の事実を証明する「登記原因証明情報」や、手続きを委任する「委任状」を作成します。
なお、権利証を紛失している場合は、事前に代替手続きの要否と必要書類、所要時間を確認しておくと安心です。

抵当権抹消登記が必要なケースと調整

ご自宅の住宅ローンが残っている場合、所有権移転登記と同時に「抵当権抹消登記」が必須です。
抵当権が付いたままでは買主が完全な所有権を得られず、実務上、売却は成立しません。
そのため、リースバックの売買代金で住宅ローンを全額返済し、同日に抹消手続きをおこなう段取りを組みます。
売主は事前に金融機関へ連絡し、決済日に一括返済する旨を伝え、抹消書類の準備を依頼しましょう。
決済では、入金確認後にローンを完済し、金融機関から抹消書類を受け取り、司法書士が移転と併せて同時申請します。
これにより、買主は抵当権という負担のない状態で、不動産の所有権を取得できます。
なお、古い根抵当権や差押の有無は事前に確認し、不要な負担は決済前に解消しておくと安心です。

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リースバックで所有権が移転するタイミング

リースバックで所有権が移転するタイミング

前章では、登記手続きの全体像について述べましたが、実際に所有権がいつ移るのかは重要ですよね。
ここでは、売却時と買戻し時で、所有権移転のタイミングがどう違うのかについて解説します。

売却から賃貸開始までの登記作業

ご自宅を売却する際の所有権が移るタイミングは、法律上「売買代金の決済が完了した瞬間」とされており、実務でも決済完了時に移転するのが一般的です。
所有権は当事者の合意で別の取り扱いにすることもできますが、多くの場合は標準的な流れに沿って進みます。
通常、売買契約から1か月程度の準備期間を経て、決済日に手続きがまとめておこなわれるのが一般的です。
決済日には買主から売主へ代金が振り込まれ、入金確認と同時に所有権が買主へ移ります。
司法書士は決済後ただちに法務局へ登記申請をおこない、申請が受理された段階で権利変動が公的に保全されます。
リースバックでは、所有権移転と同時に賃貸借契約も効力を生じ、売主はスムーズに賃借人としての立場へ移行可能です。

買戻し時の再移転の流れと費用負担

リースバックでは、将来の「買戻し特約」を付けられる場合があります。
買戻し時は立場が逆となり、再び所有権移転登記をおこなって、ご自宅を取り戻します。
買戻しには、期限や価格など事前条件があるため、契約で定めた基準に従わなければなりません。
価格としては、売却価格の110%~130%程度が目安で、代金は一括支払いが基本となります。
また、住宅ローンを利用する場合は、金融機関の審査を通過する準備が欠かせません。
賃貸期間中の家賃滞納などがあると、買戻し権を失う可能性がある点にも注意が必要です。
確実性を高めるには「買戻し特約の登記」を検討し、倒産等の事態でも権利を第三者へ主張できる体制を整えましょう。

売却・買戻し時の登録免許税などを比較

登記には、「登録免許税」と「司法書士報酬」という2つの費用が発生します。
登録免許税は、固定資産税評価額に税率を掛けて算出し、所有権移転登記の税率は原則2.0%です。
売却時は、買主である事業者が負担するケースが多い一方、買戻し時は元所有者が負担するのが一般的となっています。
また、司法書士報酬は手続きの難易度等で変動し、5万円~15万円程度が相場です。
買戻しを計画する際は、代金のほか登録免許税や司法書士報酬、不動産取得税なども合算して必要資金を見積もりましょう。

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所有権移転で得られるメリット

所有権移転で得られるメリット

ここまで、登記手続きと移転のタイミングを解説しましたが、所有権移転で得られるメリットもおさえておきましょう。
最後に、税金や危険性の回避、資金繰りの観点から、リースバックのメリットについて解説していきます。

固定資産税の納税義務が消滅する効果

所有権を移転させることで得られるメリットは、税負担の軽減です。
不動産は、毎年1月1日の所有者に固定資産税や都市計画税が課税されるため、翌年分の納税義務がなくなります。
たとえば、固定資産税評価額が2,000万円の不動産なら、固定資産税約28万円と都市計画税最大約6万円で、合計34万円の負担となってしまいます。
しかし、所有権を手放すことで、この定期的な支出がゼロになり、家計の安定につながるのです。
売却した年は、決済日に日割精算をおこなうのが一般的で、費用負担の不公平が生じにくい点も安心できるポイントです。

地震・火災などの持ち家リスクを回避

持ち家には、災害や経年劣化への備え、修繕や設備交換といった多様なコストが伴います。
リースバックで所有権が事業者へ移ると、災害時の修繕や主要設備の交換などは、原則として貸主側の負担で対応されます。
そのため、予期せぬ大きな出費に備える必要が薄れ、家計の見通しを立てやすくなるのです。
火災保険や地震保険の保険料負担が不要になり、マンションでは管理費や修繕積立金の支払いからも解放されます。

売却代金を即時資金化できる

リースバックは買主が事業者のため、売却代金を短期間で一括受領しやすい点がメリットです。
通常の仲介売却は買い手探しに時間を要しますが、リースバックであれば、申し込みから1か月程度で資金化できる場合が多いです。
受け取った資金は、住宅ローン残債の一括返済や老後資金、医療や介護費用、事業の運転資金などに柔軟に充てられます。
毎月の返済負担を減らし、将来の不確実性に備える余力を確保できる点は、暮らしの安心につながるでしょう。

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まとめ

リースバックでは、売買と同様に所有権移転登記が欠かせず、住宅ローンが残っている場合は抵当権抹消登記もおこないます。
所有権は、売買代金の決済が完了した瞬間に移転して物件の貸し出しが始まり、将来の買戻し時に再び登記と費用が発生します。
所有権移転によって固定資産税の支払いがなくなり、災害時の修繕リスクを回避でき、売却代金を自由に活用できるでしょう。
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