地下室付きの家は売却しにくい?その原因と売却方法について解説

2023-10-24

地下室付きの家は売却しにくい?その原因と売却方法について解説

一般的な家にはないような構造の不動産は、買主が見つかりにくく売却が困難になる場合があります。
地下室付きの家もその1つですが、メリットをアピールすることや工夫することで、早期売却が可能です。
そこで今回は、地下室付きの家が売れにくい原因やアピールしたいメリット、スムーズに売却する方法について解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

\お気軽にご相談ください!/

地下室付きの家が売却しにくいといわれる原因

地下室付きの家が売却しにくいといわれる原因

マイホームを購入する際には、ライフスタイルなどに合わせてこだわりの家づくりをする方が多いですが、いざその家を売却する際にはそれがデメリットになることもあります。
地下室も所有者のこだわりが反映されている空間ですが、実は売却時には敬遠されるケースが少なくありません。
それはなぜなのでしょうか。
地下室付きの家が売却しにくい原因として、以下のようなことが挙げられます。

  • 一般的な住宅より販売価格が高い
  • 湿気や通気性が悪い
  • 需要が低い土地に建っていることが多い

それぞれの理由について順番に解説します。

一般的な住宅より販売価格が高い

地下室付きの家は、周辺エリアの一般的な住宅より販売価格が高い傾向にあります。
その理由は、地下室を作るために一般的な住宅より建築コストがかかっているためです。
物件によっては、新築住宅を購入するのと変わらない価格で売り出されているケースもあります。
周辺エリアで、より条件が良く販売価格が安い一般的な物件があれば、地下室付きの家の購入は検討してもらいにくいといえます。

通気性が悪く湿気がこもりやすい

地下室は密閉された空間であるため、通常の居室のように風をとおして換気をおこなうことができません。
そのため通気性が悪く、湿気が室内にこもるイメージを持たれる傾向にあります。
とくに木造住宅の場合、湿気がこもる空間のうえに建物が建っていることで、木材の腐食などによる家全体のダメージを懸念される買主も多いようです。

需要が低い土地に建っていることが多い

地下室付きの家は、狭小地やひな壇になった土地などに多く見られます。
そのような物件は、もともと土地自体の条件が悪く需要が低いため、一般的な土地に建っている家より売却しにくくなるのです。
このように、地下室付きの家が売却しにくい原因は、地下室に対する懸念点が一般的な家より多いためだといえます。

▼この記事も読まれています
3階建ての家は売却しにくい?その理由と売却時のポイントについて解説

\お気軽にご相談ください!/

地下室付きの家を売却するときの強みになるメリット

地下室付きの家を売却するときの強みになるメリット

先述のように、地下室付きの家は売却しにくい傾向にありますが、通常の家とは異なる構造が強みになる可能性もあります。
そこで次に、地下室のどのような点が強みになるのか、地下室がある家のメリットについて解説します。

メリット1:耐震性が高い

最近は大きな地震によって被害を受けた家屋の状態をテレビなどで目にし、住宅を購入する際に耐震性を重視する方が増えています。
家に地下室を設置するためには、一般的な家より地盤を深く掘って基礎を作らなければなりません。
建物の基礎が地盤の深いところにあるほど、地震が起こった際の揺れを軽減しやすくなります。
したがって地下室付きの家は、一般的な家より耐震性が高いことが強みの1つです。

メリット2:防音性・遮音性に優れている

地下室は地面のなかにあり、さらに密閉された空間であるため、防音性・遮音性に優れています。
その特徴を生かし、地下室をホームシアターや音楽スタジオにしたり、トレーニングルームにしたりと、近隣への音漏れや振動を気にせず設備を導入できます。
また、趣味や仕事で楽器を演奏する方にもおすすめです。

メリット3:こだわりの空間として利用できる

地下室は、1年をとおして気温の差がそれほど大きくならないのもメリットの1つです。
そのため、室内の温度変化に弱い絵画を飾って、自分だけのギャラリーを作ったり、ワインセラーにしてさまざまなワインを保存したりと、趣味に没頭できる空間として利用できます。
そのような空間が自宅にあるのは、家の売却時にも大きな強みになります。
とくに富裕層や音楽関係の仕事をしている方、趣味にこだわっている方などには興味を持ってもらえるかもしれません。
このように、地下室付きの家は懸念点がある反面、地下室があるからこそメリットを感じる買主がいる可能性もあるのです。

▼この記事も読まれています
居住中でも自宅を高く売るためのコツを3つのポイント別にご紹介!

\お気軽にご相談ください!/

地下室付きの家をスムーズに売却する方法

地下室付きの家をスムーズに売却する方法

地下室付きの家は、一般的な住宅より、購入を希望する買主が少ないかもしれません。
そのため、スムーズに売却するためには工夫が必要です。
そこで最後に、地下室付きの家をより早く売却するための方法について解説します。
売却のスケジュールに余裕のある方は、そのままの状態で売却活動をおこない、問い合わせや購入希望者が入るかどうかしばらく様子を見るのも良いでしょう。
しかし少しでも早く手放したい方は、以下のような方法を検討してみてください。

地下室の改修工事をおこなう

地下室の状態が悪いと、興味を持って内見に訪れた方の購入意欲が損なわれてしまう可能性があります。
その場合は、防湿・防水といった改修工事をおこない、きれいな状態にしてから売り出したほうが早期売却に繋がる可能性が高まるでしょう。
ただし地下室の改修工事には多額の費用がかかります。
工事の見積もりを依頼し、どれくらいの金額になるのかを把握してから検討することが大切です。

地下室を埋める

地下室付きの家を売り出しても需要が見込めないエリアの場合は、地下室を埋めて売り出すのも方法の1つです。
ただしその場合も多額の費用がかかり、地下室に魅力を感じる方の購入は望めなくなります。

価格を下げる

売り出しても問い合わせなどの反応がない場合は、販売価格を下げることを検討する必要があります。
ただし、一度価格を下げると元の価格に戻すことはできません。
また何度も値下げをすると、物件に悪いイメージがついてしまうため、値下げの金額やタイミングなどを慎重に判断することが大切です。

メリットをアピールできる広告を作成する

地下室ならではのメリットをアピールするような写真やキャッチコピーを添えて、魅力的な広告を作ることで、ターゲットを絞った売却活動ができます。
ホームシアターやワインセラーなども一緒に売り出す場合は、その写真も掲載すると、富裕層や同じ趣味を持つ方の興味を引く可能性があります。

買取を利用する

売却のスケジュールに余裕がない、早く現金化したいという方は、仲介で売却するより、不動産会社の買取がおすすめです。
買取とは、不動産会社が買主となって、そのままの状態で直接不動産を買い取る方法です。
売却活動をおこなう必要がなく、不動産会社が提示する査定価格に納得すれば、すぐに売買契約へと進むため早く現金化できます。
したがって、売却期間が長引きそうなエリアや、売却前に費用をかけたくない方にもおすすめの方法です。

▼この記事も読まれています
住みながら不動産売却する方法とは?メリットや注意点もご紹介

まとめ

地下室付きの家は、売主がこだわりを持って建築したケースが多く、万人受けする住宅とはいえないため、売却しにくい可能性があります。
改修工事をおこなったり値下げをしたりなど、工夫することで売却の可能性は高まりますが、早く現金化したいという方は、不動産会社の買取も視野に入れて検討してみましょう。
「北摂不動産.com」は、大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産の売却をサポートしております。
地下室付きの家など、売却しにくい不動産についてもご相談を承りますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-551-007

営業時間
9:30 ~ 17:30
定休日
水曜日

不動産売却のポイント

不動産売却ノウハウ

相続

税金

売却査定

お問い合わせ