結露が発生しやすい不動産のデメリットと売却する方法について解説

2023-10-31

結露が発生しやすい不動産のデメリットと売却する方法について解説

結露が発生しやすい不動産を売却するにあたって、売れにくいかもしれないと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結露が発生しやすい不動産は、その状況によって売却のしやすさや価格に影響する場合がありますが、工夫することでスムーズに売却できる可能性が高まります。
そこで今回は、結露が起こる原因や結露が発生しやすい不動産のデメリット、スムーズに売却する方法について解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで結露が発生しやすい不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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売却前に知っておくべき不動産で結露が発生しやすい原因

売却前に知っておくべき不動産で結露が発生しやすい原因

結露が発生しやすい不動産の原因を考える前に、そもそも結露はどのような状況で発生するのか、その仕組みについて解説します。

結露が発生する仕組み

結露の発生には、室内と室外の温度差と、空気中の水蒸気量が大きく関係しています。
まず空気中にはある程度の水蒸気が含まれており、空気が含める水蒸気の量は、気温が高いほど多くなります。
つまり冬の寒い時期に暖房などで空気が暖められている室内の空気は、気温が低い外の空気より多くの水蒸気を含んでいるということです。
暖かい室内でも、窓に近づくにつれて気温が低くなります。
そのため、窓の近くでは空気が取り込める水蒸気の量が減ることから、水蒸気が液体化し、窓ガラスの表面に水滴となって現れます。
これが結露発生の仕組みです。

不動産で結露が発生しやすい原因

ではなぜ結露が発生しやすい不動産とそうでない不動産が存在するのでしょうか。
不動産で結露が発生しやすい原因として考えられるのは、主に以下の3つです。

  • 不動産の構造
  • 不動産の老朽化
  • 生活スタイル

それぞれの原因について、順番に解説します。
不動産の構造
窓はもともと室内と室外の温度差が大きく、結露の発生に悩まされる場所です。
とくにアルミサッシは、金属のなかでも熱を伝えやすい素材です。
アルミサッシを使用した窓は、外の冷たい空気が伝わってさらに冷えやすくなるため、水滴が付着しやすい傾向にあります。
また気密性の高い家で換気がうまくおこなわれていない場合、湿気を含んだ空気を外に逃がすことができず、結露が発生してしまう可能性があります。
不動産の老朽化
不動産が老朽化したことによって、雨漏りなどが発生していることも原因の1つとして考えられます。
雨漏りが発生すると室内の湿度が高くなるため、結露が発生しやすくなるのです。
生活スタイル
最近は外に洗濯物を干さずに、部屋干しする方が増えています。
また冬は乾燥対策のために、加湿器を使用する方も多いでしょう。
そうすると室内の湿度が高くなり、外の冷たい空気に触れる窓などで結露が発生しやすくなります。
つまり生活スタイルも結露発生の原因として挙げられるのです。

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売却前に知っておくべき結露が発生しやすい不動産のデメリット

売却前に知っておくべき結露が発生しやすい不動産のデメリット

では結露が発生しやすい不動産は、そのままの状態にしておくとどのような問題が生じるのでしょうか。
そこで次に、結露しやすい不動産を売却するにあたって、知っておくべきデメリットについて解説します。
結露が発生しやすい不動産は、以下のようなデメリットを抱えています。

デメリット1:カビやダニが発生する

結露を放置すると、カビやダニが発生しやすくなります。
なぜなら、カビは気温が20度~30度で湿度が高い環境で繁殖しやすいといわれており、カビが発生することでそれを餌にするダニも繁殖しやすくなるためです。
カビやダニが繁殖すると見た目が悪いだけでなく、アレルギー皮膚炎や気管支の病気など、さまざまな健康被害を引き起こす恐れがあります。
したがって、結露が発生したらこまめに拭き取るなど、カビやダニの発生を防ぐ対策が必要です。

デメリット2:建物を傷める

結露は、窓やサッシなど目に見えるところに発生する「表面結露」だけではありません。
壁の内部で発生する「内部結露」にも注意が必要です。
表面結露は拭き取ることができますが、内部結露は発生していることに気付かないケースがほとんどです。
内部結露がひどくなると木材が腐食したり、シロアリが発生したりと、建物に深刻なダメージを与える可能性があります。
内部結露によって強度が下がった建物は、地震が起こった際に倒壊する恐れもあるため危険です。
このように、結露が発生しやすい不動産は、そのまま放置するとカビやダニの発生によって健康被害を引き起こすだけでなく、建物を傷める恐れがあります。
したがって、そのような不動産を売却する際には、通常の不動産売却では問題にならないことにも注意し、工夫して売り出すことが大切です。

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結露が発生しやすい不動産をスムーズに売却する方法

結露が発生しやすい不動産をスムーズに売却する方法

では結露が発生しやすい不動産を売却するためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
そこで最後に、結露が発生しやすい不動産をスムーズに売却する方法について解説します。

結露が発生する原因を修繕する

結露が発生しやすい不動産は、先述したようなデメリットがあるため、売却しにくい可能性があります。
またそのままの状態で売却すると、あとでシロアリ被害などが発覚した場合に、契約不適合責任を問われる恐れがあります。
そこで結露が発生する原因を修繕してから売り出すことを検討しましょう。
たとえば、窓を二重窓にしたり、アルミサッシを樹脂製のサッシに変更したりすることで、結露の発生を防げます。
また内部結露を防ぐために、壁のなかに断熱材を入れるリフォームも効果的です。

更地にする

木材の腐食や内部結露が発生している場合は、そのままの状態で売り出しても買主が見つかりにくいため、大幅なリフォームが必要です。
しかしそのためには多額の費用がかかります。
多額の費用をかけてリフォームしても、その費用を販売価格に上乗せできるわけではないため、売却しても手元に残るお金が少なくなってしまいます。
そこで不動産の状態によっては、解体して更地にするほうが売却しやすいかもしれません。
ただし土地の相場が安い場合は、建物の解体費用と土地の相場を考慮して、慎重に検討する必要があります。

買取を利用する

不動産を売却する際には、「仲介による売却」と「不動産会社の買取」の2種類の方法があります。
仲介とは、売却活動をおこなって買主を探す方法で、市場相場に近い価格での売却が望める点がメリットだといえます。
しかし買主が見つかるまで売却することができません。
立地条件や不動産の状態によっては、売却期間が長引く可能性もあります。
一方、不動産会社の買取は、不動産会社が買主となって直接不動産を買い取る方法です。
売却活動をおこなう必要がなく、不動産会社が提示する査定価格に納得すれば、すぐに売買契約へと進み、早く現金化できます。
したがって、結露しやすい不動産で売却期間が長引きそうな場合は、買取を検討することをおすすめします。

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まとめ

結露しやすい不動産は、構造上の問題があったり、劣化によって雨漏りが発生していたりなど、なんらかの原因が考えられます。
スムーズに売却するために、結露が発生する原因を修繕するのも方法の1つですが、費用をかけずに早く現金化したい方は、買取も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
「北摂不動産.com」は、大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産の売却をサポートしております。
結露しやすい不動産を売却したい、買取を検討したいなど、お客様のご要望に沿ってサポートいたしますので、不動産の売却をご検討の際は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

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