不動産売却時の査定書の見方や注目すべきポイントについて解説

2023-12-12

不動産売却時の査定書の見方や注目すべきポイントについて解説

不動産を売却するときには、まず不動産会社に査定を依頼し、不動産査定書に記載されている査定価格をもとに売却価格を決めるのが一般的です。
不動産査定書には、査定価格以外にも売却に関するポイントなどが記載されているため、項目を把握したうえでチェックすることをおすすめします。
そこで今回は、不動産売却時に不動産会社に依頼する査定書とはなにか、見方や注目すべきポイントについて解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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不動産売却時の査定書とは

不動産売却時の査定書とは

不動産査定書とは、不動産会社が物件の査定をおこない、そのうえで売却できる価格を売主に提示する書類です。
この不動産査定書は2種類あります。
不動産売却時に混同することのないよう、まずは2種類の不動産査定書の概要について解説します。

2種類の不動産査定書

不動産査定書は、文字どおり不動産の査定結果を記載した書類です。
不動産査定書には、以下の2種類があります。

  • 不動産仲介会社が作成するもの
  • 不動産鑑定事務所が作成するもの

この2種類の査定書は、作成する目的が異なります。
不動産仲介会社が作成
不動産仲介会社による査定書は、売主が不動産会社に査定を依頼した際に作成される査定書です。
不動産仲介会社が、物件の評価額や市場相場、過去の取引事例などを加味して作成をおこないます。
不動産の売却を目的に作成する査定書であるため、公的な書類として扱われる書類ではありません。
なお、査定時の調査や書類の作成は無料です。
不動産鑑定事務所が作成
不動産鑑定事務所も、不動産査定書を作成する場合があります。
ただし、通常、不動産鑑定事務所が作成する書類は「不動産鑑定評価書」で、「不動産査定書」はその簡易版です。
一般的に、企業が自社で保有している財産の資産価値を把握したい場合や、個人の方が裁判の参考資料として必要な場合に依頼する査定書です。
なお、不動産鑑定事務所に査定を依頼した場合、査定から書類の作成まで、費用が20万~30万円ほどかかります。

不動産売却時にはどちらを選択すると良いのか

不動産売却時に依頼する査定は、不動産がどれくらいの価格で売却できるのかを知ることが大きな目的です。
その場合は、不動産仲介会社が作成してくれる査定書で必要な情報は揃うことが多いです。
ただし、離婚時の財産分与や相続時の遺産分割のときなど、公的な査定書がほしい場合は、不動産鑑定事務所に査定書を作成してもらう必要があります。

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不動産売却時の査定書の見方

不動産売却時の査定書の見方

では実際に不動産売却時の査定書には、どのようなことが書かれているのでしょうか。
内容をスムーズに理解するためにも、査定書の見方を知っておきましょう。
不動産仲介会社の査定書は、会社によって形式やデザインなどが異なりますが、一般的には以下のような項目が記載されています。

  • 不動産の概要
  • 査定価格
  • 査定の根拠
  • 近隣の取引事例
  • 売却のスケジュール
  • 売却にかかる諸費用

それぞれの項目について順番にどのようなことが記載されているのかを解説します。
不動産の概要
概要には、査定対象の不動産の基本情報が記載されています。
詳しくは、所在地や不動産の種類、築年数、地目、地積、建ぺい率、接道に関することなど細かい項目に分かれています。
また、最寄り駅から徒歩〇分といった交通アクセスも記載するのが一般的です。
マンションの場合は、階数や総戸数、間取り、方角なども具体的に記載されています。
査定価格
査定価格には、土地付きの一戸建ての場合、土地と建物それぞれの価格と、合計がわかるような形式で記載されているのが一般的です。
また、価格に幅を持たせて記載する形式も多く見られます。
査定の根拠
査定の根拠には、なぜこの査定価格になったのか、その根拠を記載する欄が設けられています。
根拠については、査定の担当者がコメント欄に記載するケースが多く、物件の強みや弱み、販売戦略などが書かれています。
近隣の取引事例
査定時には、近隣の類似物件の売り出し価格や、実際の成約価格も参考に価格を決めます。
したがって、査定の参考にした近隣の取引事例を記載するのが一般的です。
売却のスケジュール
不動産を売却する際の流れやスケジュールなどが記載されている査定書も多く見られます。
実際に仲介を依頼した場合、どのような流れで売却を進めていくのかを確認しておくと良いでしょう。
売却にかかる諸費用
不動産を売却するためには、印紙税や登録免許税といった税金や、仲介手数料、抵当権抹消費用など、さまざまな諸費用がかかります。
さらに不動産を売却して利益を得ると、その利益に対して所得税と住民税が課されます。
したがって、査定価格から諸費用などを差し引いて、どれくらいのお金が手元に残るのかについて、事前に把握しておくことが大切です。
不動産査定書には、予想される手取り額も記載されているため、売出価格を設定する際の参考にチェックしておくと良いでしょう。

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不動産売却時の査定書で注目すべきポイント

不動産売却時の査定書で注目すべきポイント

前章では、不動産売却時の査定書に記載されている項目について解説しましたが、そのなかでもとくに注目すべきポイントがあります。
査定を依頼したあとは、不動産仲介会社と媒介契約を結び、売却活動に入ります。
提示された査定価格が適正であるか、信頼できる担当者かどうかを判断するためにも、以下のようなポイントに注目してみましょう。

ポイント1:査定価格の根拠が書かれているか

査定価格は、売出価格を決めるもとになる価格です。
したがって、なぜその価格になったのか、市場相場とかけはなれていないかなどを把握するために、査定価格の算出の根拠についてしっかり書かれているかに注目してください。
先述のとおり、根拠については、担当者からのコメント欄に記載されていることが多いです。
コメント欄の内容が少ない場合や、疑問点があれば、担当者に確認してみましょう。

ポイント2:査定書が見やすいかどうか

売却活動の際には、仲介業務としてチラシを作成します。
チラシの見栄えが良いかどうかで、問い合わせの件数や内見数が大きく異なります。
たとえば、見にくい、内容がわかりにくいといったチラシを見ても、興味を持ってもらえないでしょう。
査定書が見にくい場合、その不動産仲介会社が作成するチラシも見にくく、魅力的でないものが出来上がるかもしれません。
したがって、査定書の見た目も重視すべきポイントの1つだといえます。

ポイント3:成約時期について書かれているか

査定書を受け取った際、査定価格にばかり目がいくかもしれません。
しかし、その不動産仲介会社と一緒に売却を進めていくうえで、どのような販売戦略を立てているかについても意識してチェックする必要があります。
査定書には売却のスケジュールが記載されているのが一般的ですが、目標とする成約時期について書かれているかどうかも確認しましょう。
このように、査定書に記載されている多くの情報のなかで、とくに注目すべきポイントをチェックして、納得したうえで売却を進めていくことが大切です。

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まとめ

不動産査定書には2種類あり、売却が目的である場合は、不動産仲介会社に査定を依頼するのが一般的です。
見やすい形式で、しっかりと根拠が書かれているかに注目し、疑問点があれば担当者に確認しながら、適正な査定書かどうかを判断することをおすすめします。
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不動産査定や売却のご相談を無料にて承っておりますので、不動産売却をご検討の際は、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。

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