不動産売却における「買取再販」とは?メリット・デメリットについて解説

2024-04-16

不動産売却における「買取再販」とは?メリット・デメリットについて解説

不動産売却をおこなう際には、不動産会社に仲介を依頼し、売却活動で買主を募るのが一般的ですが、「買取再販」をおこなう会社も増えています。
買取再販は、売主の状況によって、メリットが多い売却方法であるため、ぜひ理解を深めて早期売却を目指しましょう。
そこで今回は、大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで、不動産売却をご検討中の方向けに、買取再販とはなにかと仲介業者との違いや、買取再販で不動産を売却するメリット・デメリットについて解説します。

\お気軽にご相談ください!/

不動産売却における「買取再販」とは

不動産売却における「買取再販」とは

不動産を売却する際には、「仲介」と「買取再販」の2種類の方法があります。
不動産売却というと、一般的には「仲介」の利用をイメージする方が多いかもしれません。
冒頭でもお伝えしましたが、最近は買取再販をおこなう不動産会社が増えており、早期売却を目指す方にとってはメリットが多い売却方法です。
とはいえ、買取再販とはどういうことなのか、事前に知っておかないと不安ですよね。
そこでまずは、買取再販とはなにか、その特徴について解説します。

買取再販とは

買取再販とは、不動産会社が買主となって中古物件を買い取り、リフォームやリノベーションをおこなったあと、再販売することです。
築年数が古い物件の場合、仲介で売却活動をおこなっても、なかなか買主が見つからないことがよくあります。
しかし、間取りの変更や設備の入れ替え、耐震補強などをおこない、住宅の性能をアップさせることで、買主が見つかる可能性が高まります。
つまり、買取再販は、不動産を買い、付加価値をつけて売却するという手法なのです。

買取再販に関する特例措置

買取再販をおこなうことは、良質な中古物件を流通させることに繋がります。
そこで、国は、買取再販業者に対して、税制の特例措置を設けています。
特例措置の内容
不動産を買い取った不動産会社は、不動産取得税を支払わなければなりません。
ただし、不動産会社が中古住宅を買い取り、住宅性能の向上を図るための改修工事をおこなったあとに、個人の居住用住宅として売却した場合は、不動産取得税が軽減されます。
また、買取再販による住宅を購入した買主は、所有権移転登記にかかる登録免許税が軽減されるため、購入検討者へのアピールポイントとして有効です。
このように、買取再販をおこなうことは、不動産会社のメリットでもあるため、今後も買取再販業者が増えることが予想されます。

▼この記事も読まれています
3階建ての家は売却しにくい?その理由と売却時のポイントについて解説

\お気軽にご相談ください!/

買取再販業者と不動産仲介業者との違い

買取再販業者と不動産仲介業者との違い

買取再販業者の特徴について前章で解説しましたが、仲介業者とはどのような点が違うのかについても理解しておくことが大切です。
そこで次に、買取再販業者と不動産仲介業者の主な違いについて解説します。

不動産を購入する買主の違い

仲介とは、不動産の売主と買主のあいだに入り、取引が成立するよう話をまとめることです。
仲介業者は、チラシを作成してポスティングしたり、インターネットに物件の情報を掲載したりといった売却活動をして、購入希望者と売主とのマッチングをおこないます。
したがって、仲介業者が不動産を購入するわけではありません。
購入検討者が現れたら、内見に案内し、取引の条件交渉などもおこないます。
そして、買主が決まると、売買契約に立会い、引渡しが完了するまでが仲介業者の業務です。
一方、買取再販の場合、不動産会社が直接買主となって不動産を買い取ります。
つまり、不動産を購入する買主が異なるのです。

不動産会社が得る収益の違い

仲介の場合、売主と買主が売買契約を結んだ際に、その成功報酬として仲介手数料を受け取ります。
この仲介手数料が、仲介業者の収益です。
買取再販の場合は、まず中古住宅を買い取り、費用をかけてリフォームやリノベーションをおこないます。
そして、かかった費用と利益を加味した価格で、物件を再販売します。
つまり、再販売するときの販売価格から、中古住宅の購入金額とリフォーム費用などを差し引いて残った金額が、買取再販業者の収益となるのです。

売却までの所有者の違い

仲介の場合、不動産を売却したあと、売主から買主に不動産の所有権が移ります。
したがって、仲介業者にとって、物件を所有するリスクはありません。
買取再販の場合は、まず売主と売買契約を結んで物件を買い取ります。
このとき、不動産の所有権は、買取再販業者に移ります。
そのあと、リフォームやリノベーションをおこなって再販売し、買主が見つかるまでは、物件を所有者として、維持管理をおこなう必要があるのです。

▼この記事も読まれています
居住中でも自宅を高く売るためのコツを3つのポイント別にご紹介!

\お気軽にご相談ください!/

買取再販で不動産を売却するメリット・デメリット

買取再販で不動産を売却するメリット・デメリット

では、不動産を買取再販で売却する場合、売主にとって仲介と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、デメリットがあれば知っておくと安心ですよね。
そこで最後に、買取再販で不動産を売却する場合のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

メリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 現状のまま手放せる
  • 内覧に対応する必要がない
  • 早く現金化できる
それぞれの内容について、具体的に解説します。
現状のまま手放せる
仲介の場合、あまり見栄えが良くない物件は、リフォームなどできれいにしてから売り出したほうが、買主からの印象が良くなり、売却しやすくなる可能性があります。
しかし、その場合は費用がかかり、かかった分だけ高く売れるとは限りません。
買取再販の場合は、不動産会社がリフォームやリノベーションを前提に、不動産を買い取ります。
したがって、そのままの状態で不動産を売却できます。
内覧に対応する必要がない
買取再販の場合、仲介のように売却活動をおこなって買主を探す必要がありません。
仲介では、購入希望者が現れた場合は、内覧に応じる必要がありますが、買取再販で売却する場合、内覧の対応は不要です。
早く現金化できる
仲介の場合、売却までには3か月~半年ほどかかるのが一般的です。
物件の状態や立地条件によっては、それ以上かかることも珍しくありません。
買取再販で売却する場合、不動産会社が提示する査定価格や条件に納得すれば、すぐに売買契約に進みます。
売却代金は1週間~1か月ほどで受け取れるため、急にまとまったお金が必要な場合や、転勤などで売却を急ぐ方にとっては大きなメリットです。

デメリット

買取再販には、以下のようなデメリットも存在します。

  • 売却価格が市場相場より低い
  • 築浅の物件は売却しにくい
それぞれの内容を順番に見ていきましょう。
売却価格が市場相場より低い
買取再販業者は、物件を買い取ったあとにかかる工事費用や諸経費を見越して、買取価格を提示します。
そのため、市場相場より安い価格での売却になるのが一般的です。
買取再販で不動産を売却する際には、査定価格の根拠をしっかりと聞き、売主にとって不利な条件がついていないかなどを確認することが大切です。
築浅の物件は売却しにくい
買取再販業者にとっては、中古物件を安く購入したほうが、付加価値がつけやすいため、リフォームなどの必要がない築浅の物件は、買い取らない可能性があります。
したがって、築年数が古い場合や、修繕の必要がある物件のほうが、買取再販に向いているといえます。

▼この記事も読まれています
住みながら不動産売却する方法とは?メリットや注意点もご紹介

まとめ

不動産の買取再販とは、中古物件を買い取ったあと、リフォームやリノベーションによって物件の価値を高めたうえで再販売することです。
市場相場より売却価格が安くなるのが一般的ですが、売却活動をおこなう必要がないため、早く現金化できます。
とくに築年数が古く売却が長引きそうな不動産や、リフォームの手間と費用をかけたくない方は、買取再販での売却がおすすめです。
「北摂不動産.com」は、大阪府池田市、豊中市、箕面市や兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市エリアで不動産の売却をサポートしております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-551-007

営業時間
9:30 ~ 17:30
定休日
水曜日

不動産売却のポイント

不動産売却ノウハウ

相続

税金

売却査定

お問い合わせ