不動産売却前にインスペクションはすべき?目的や費用などのポイントを解説

不動産売却前にインスペクションはすべき?目的や費用などのポイントを解説

不動産売却の際に「インスペクション」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
日本でも活用が進むインスペクションは、安心して不動産売却をするために有効な対策になり得ます。
今回は、インスペクションの目的やメリットなどの基礎知識、気になる費用などを解説します。
大阪府池田市、豊中市、箕面市、兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市で、はじめて不動産売却するという方の参考になれば幸いです。

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不動産売却をするときにインスペクションをおこなう目的とは?

不動産売却をするときにインスペクションをおこなう目的とは?

不動産売却時のインスペクションとは、どのような目的でおこなうものなのでしょうか。
まずは、インスペクションの基礎知識から見ていきましょう。

「インスペクション」とは

インスペクションとは、簡単にいうと、専門家による住宅診断です。
不動産の劣化や欠陥の有無を知る目的だけではなく、修繕のアドバイスを得ることができます。
インスペクションは目的に応じて、3つの種類があります。
既存住宅現況検査
一次的インスペクションとされる既存住宅現況検査は、基礎的な内容を知る検査です。
中古住宅の現在の状態を知るために目視を中心にした検査で劣化状況を診断します。
既存住宅診断
より詳細な状態を知る目的でおこなわれるのが、二次的インスペクションとされる既存住宅診断です。
状況にあわせて、破壊検査なども実施します。
性能向上インスペクション
リフォームのときに役立てられる住宅診断です。
インスペクションの対象は、既存住宅です。
築年数から2年以上が経ち、居住に使われたことがある中古住宅と考えると分かりやすいでしょう。
具体的にどのような場所の調査をおこなうかというと、住宅の種類によっても異なってきます。
「一戸建て住宅」の場合は、基礎、土台、屋根版、小屋組、柱、壁、外壁などです。
「マンション」の場合は、基礎、床版、壁、外壁、排水管などです。
これらは、建物にかかる負荷を支える構造耐力においての重要な部分や、雨水を侵入させないために重要な部分といえます。
このような部分を調べることで、雨漏りや床下の腐食、シロアリや建物の傾きなどの発見につながり、住まいとしての品質を把握できるのです。
ちなみに、浴室乾燥機やキッチンのディスポーザーなどの設備は調査の範囲外となります。

インスペクションの目的

インスペクションは、アメリカなどでは以前より中古住宅の不動産売却時に実施されることが多く、一般的に活用されています。
近年、日本でもインスペクションが普及してきています。
政府も良質な既存住宅の流通を促進する目的から、国土交通省による「既存住宅インスペクション・ガイドライン」(2013年)の策定などを進めてきました。
2018年には「改正宅地建物取引業法」によって、インスペクションは、国の定めた基準に沿っておこなう調査として規定されています。
あわせて、実施の有無や結果の概要などを買主に対しておこなう重要事項説明のなかで、伝えることが定められました。
法律上、インスペクションの実施自体は義務化されていませんが、不動産売却をする方にとって有効な調査であり、さまざまメリットをもたらします。
専門家による客観的な診断は、買主にとっても信頼性が高く、早期売却の後押しとして効果的です。
診断結果によっては、築年数にかかわらず高い価値を感じてもらいやすいでしょう。
また、調査によって状況を把握してから不動産売却することができるため、売主の方の安心感にもつながります。
建物の状態を把握し、売買契約書に記載することで、その部分の契約不適合責任を負うリスクも軽減されるでしょう。
売主の方がインスペクションをおこなう目的は、これらのメリットを得て、安心感のある不動産取引にするためといえます。

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不動産売却でインスペクションをおこなうタイミングはいつ?

不動産売却でインスペクションをおこなうタイミングはいつ?

不動産売却において、インスペクションが重要性の高いものであることがわかりました。
それでは、インスペクションを実施するとき、どのタイミングでおこなうのでしょうか。

インスペクションのタイミング

不動産売却をすることが決まったら、一般的に次のようなタイミングで進めることになります。

  • 媒介契約の締結
  • インスペクターのあっせん
  • 調査の実施
  • 販売活動
  • 売買契約
  • 引き渡し

インスペクションに対しての知識に不安がある場合も、媒介契約をおこなうタイミングで、不動産会社が説明をさせていただきます。
弊社では、はじめて売却に取り組む売主の方にも、わかりやすい丁寧な説明を心がけております。
不動産売却をおこなう前のタイミングで、インスペクションについて詳しくお伝えしますので、必要性を感じたときには納得して進めていただくことが可能です。
調査を実施するときは、販売活動の前のタイミングでおこないます。
もし調査結果で不具合があった場合は、修繕をおこなうかを検討します。
事前の修繕は必須というわけではなく、買主が了承していれば、修繕をおこなわなくても売却できる場合もあります。
調査後の判断に迷われる場合も、経験豊かな弊社の担当者に遠慮なくご相談ください。

インスペクションをおこなう建築士とは?

インスペクションを実施するときには、誰が調査をおこなうのかも気になるところでしょう。
調査は「既存住宅状況調査技術者」として認められた建築士がおこないます。
これは国が定めている資格で、インスペクションは、講習も修了した有資格者のみが実施することができます。
このような信頼のおける建築士についても、媒介契約後のタイミングでご紹介することが可能です。

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不動産売却におけるインスペクションの費用の目安をご紹介

不動産売却におけるインスペクションの費用の目安をご紹介

不動産売却にあたってインスペクションをおこなうときに、「費用」がいくらくらい必要かも気になるポイントです。
不動産売却の前に、調査費用についても把握しておきましょう。

費用の相場

一般的な費用の相場は5万円から7万円ほどです。
費用はかかるものの、国の定めた有資格者によるインスペクションは、不動産売却をするときに心強い安心材料になります。
費用については、調査内容によって価格が変わってきます。
たとえば、オプションで天井裏や床下に入っての調査もおこなうときには、1万5,000円から3万5,000円ほどプラスしてかかるケースもあります。
また、住宅の種類によっても相場は異なります。
一戸建ての場合は広さによって、価格に差があり、たとえば165㎡未満なら4万5,000円ほど、165㎡から250㎡未満なら5万円ほど、250㎡から500㎡未満なら6万5,000円ほど見ておくとよいでしょう。
一般的なマンションでインスペクションをするときの費用は、5万円ほどが目安となります。

費用の内訳

不動産売却時のインスペクションの費用には次のようなものが含まれます。

  • 基本的な報告書の作成
  • インスペクターや事務員の費用
  • 現場までの交通費

実施内容によって調査機器を使用した場合には、その費用が生じる場合もありますが、目視のみの場合にはかからないでしょう。
また、報告書は専門家の所見などが記載されたものとなります。
さらに詳細な報告書を必要とするときには、5,000円から1万5,000円ほどプラスになることもあります。

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まとめ

不動産売却時のインスペクションについて解説しました。
不動産売却では物件の状況を把握しておくことが重要になるため、インスペクションの実施をおすすめします。
北摂不動産.comでは、はじめて売却される方にも事前のタイミングで丁寧にご説明しております。
大阪府池田市、豊中市、箕面市、兵庫県川西市、宝塚市、西宮市、伊丹市で売却や住宅診断をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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